香遊生活の想い

生活提案

毎日の生活のなかにハーブを活かした生活を提案させていただきたい、という想いがあります。ハーブのある生活はどうゆう生活? こうゆう生活……
omoi

食べ物と水

人間は精神と肉体でつくられているとして、肉体より精神に優位性があるとしても、肉体が万全でなければ精神はしんどいものです。肉体をつくるのはやはり毎日の食事だといえるでしょう。

人間にとって、肉体を維持するために必要なものは食べ物と水だと思います。飽食の時代といわれているこの日本では、一見健康や栄養に気配りしているようですが、その中身をきちんと吟味しているようには見えません。そこにどんな添加物が入っているのかと考える前に、好きか嫌いか、美味しいかどうか、高いか安いかといった基準が食事の選択条件ではないでしょうか。

地力と生命力

弊社は創業以来、農薬・化学肥料・除草剤をはじめ動物性堆肥なども一切使用していません。畑のなかに、畑の外のものを一切入れないことを、原理原則としてきました。畑の土に入れるのはその畑から出た雑草と、畑の間にある樹木の落ち葉とハーブの残渣だけです。ですからハーブの背丈は、標準的な畑に比べると2分の1から3分の1に過ぎません。畑の地力とハーブの生命力だけで栽培したハーブは、少量しか収穫できませんが、香りも味もどこにも負けないパワーがあると思っています。

農薬も化学肥料も除草剤も、さらに食品添加物も、保存料や防腐剤といわれるものも、ビタミンCとだけ表示されている色素固定材も、本当に人体に害はないのでしょうか。アトピーやアレルギーはどこから来るのでしょうか。心の持ち方や精神のあり方、あるいは環境を理由とすることもあるでしょうが、基本的に人体を左右するのは食品と水だと思います。

健康食品という言葉の使用を禁止しようという意見があります。なぜなら不健康食品なるものがないからだそうです。

良心に恥じること

正食、食育が盛んに語られる時代となりましたが、情報宣伝の氾濫に対して、消費者の認識力を高めていかなければ、スポンサーを失いたくないマスコミの限界を承知していなければ、正しい判断はできません。

スローフードもロハスもサステーナブルも、生産者であれ販売者であれ、良心に恥じることなく、消費者に向かって自分の商品を売り込むことができるものだけが、それを語る資格があるのだと思います。

創業初代代表 舟山 秀太郎

創業初代代表 舟山 秀太郎  (1950~2019)